FXで負けないために損切りルールを決めたほうがいい理由

2018年1月20日

FXでの損切りは誰でも嫌なものです。しかし、FXにおいて損切りは非常に重要なものです。負ける事が重要なのか?ここでは損切りについての重要性についての話です。

FXで一定の取引ルールにより損切りルールの基準を作る

FXで負けるなら一定の取引ルールで負けたほうがよい

FXを行う上で、勝っても負けてもですが、自分なりのある一定のルールを作る必要があります。FXと一言で言ってもそのやり方は無数。

FXの取引の組み合わせは無数
  • 取引通貨ぺア
  • 取引通貨数
  • スキャルピング
  • デイトレード
  • スイングトレード

仮にトータル的に勝っているなら別ですが負けていたとして、毎度取引通貨を変え、その時の気分や負けを取り戻す為に通貨数を増減させ、さらに取引スタンスは相場の動きに流され、ある時は1日持ちある時は数秒で損切りする。

これでは自分のスタイルを築く形を作れません。まずは1つ1つ絞って行き統一した取引で負けるべきです。でないと負ける理由の精査が出来ません。

毎回取引スタンスが異なることは特に負ける確率を高める

負けるのならばまずは通貨数を落とし、一定の取引で回数を重ね、どの取引スタンスでどの通貨ペアの勝率が高いかを検討すべきです。

負けている状態でも一定のやり方にしていれば、その中で相性のいい通貨ペアや取引スタンスが浮かび出てきます。通貨数の上昇はそのスタンスが決まれば、後からいくらでも上昇出来ます。

負け続けている状態でも一定の取引ルールで負けた方が見えてくる事が多い

少ない通貨数であらゆるパターンを記録し、浮かび出てくれば、まずその一番いい形の取引スタンスで統一する事から始めていき、そこで年間自分が目標とする金額をイメージします。

FXでは損切りの統一感が重要

何となくでも取引を重ねて自分なりの取引スタンスを絞り、通貨ペアなども相性を見据えて来たならば、今度は損切りです。ここが毎回違う事によりFXで退場となるケースがほとんどです。

勝っている取引は、絶対にここで決済しなければならないと決めなくとも、慣れてくれば、伸ばせる利益は伸ばせばいいだけです。また、取引スタンスによっても損切りの幅は全く違います。

FXの手法ごとに異なる損切り幅
  • 中長期的な取引スタンスならば損切り幅を少し余裕を見ないと、すぐに逆指値に引っかかり損切り貧乏になる
  • 短期的な取引スタンスなら損切り幅が大きすぎると1度の収益も小さいので勝率50%程度では最終的に勝てない

一言に損切の統一感と言っても取引スタンスによって千差万別です。まずは自分が理想とする取引スタンスに絞り、それに応じた損切りを設定しなくてはいけません。最低限でも一度の取引が

指値のpips≧逆指値のpips

でないと、例え勝率50%以上であっても最終的には勝てません。この損切の設定を毎回、異なる形でやっていては自分の取引スタンスの統一どころか、仮に負けながらでも段々と気付く可能性のある、自分なりの注文位置の見極めも出来ません。

ただ負けるだけでチャートの動きを経験値として積み重ねることにもつながらず、ただただ負けるだけの博打になり、FXで生き残る確率を0に近づけます。

FXでやってはいけない損切りの形

FXではやってはいけない損切りの形は色々あります。

FXでやるべきではない損切りの形
  • トレードごとに感情のまま適当に損切りを行う
  • 損切りを意識しすぎて狭い動きで損切りばかり繰り返す
  • 負けを取り戻す為にポジションを何回もとり損切りの連続を起こす
  • 自分がいくら稼いだのでその分は飛ばしてもいいと思い、その時だけ損切り幅を大きく取る

人間は感情の生き物です。機械的に決めたルールにのっとるのは簡単ではありませんが、その都度違うルールで行う損切りや感情のおもむくままの損切りはまったく意味がなく、その後の取引の精度の上昇に繋がっていきません

FXでの損切りの必要性

損切り損切と言うけれど、まず『損切りはしなくてはならないのか?』と思う方もおられると思います。『損切り』嫌な言葉です。なぜ自分が自信をもって注文したものを損で確定させなければならないのか?まったく考えたくない事だと思います。短・中・長期トレードにかかわらず私は、

FXは負け方が大事

だと思っています。短期トレーダーの私は、人よりも1日のトレードの回数は多いと思います。ここ4年間の勝率は65%程度です。という事は35%は負けています(2017年12月現在)。

この損切り幅をいかに小さく抑えるかで、私の場合は全体的な収益に繋げていると思います。これを1回ずつが大きい損になると?下手をすると損大利小でこの程度の勝率では収益はマイナスになる可能もあります。では、損切り自体しなくてはならないのか?

損切りは必ず行うべき

口座に10億もあって、常に小さい取引数量で取引しているならしなくてもいいでしょう。しかし金額が少ない口座で大きな通貨数を動かすというのであれば、必ず損切りは必要です。損切りが出来ない事で以下のような状況になる事が多々あります。

損切りが出来ないことで起こること
  • たった1回の負けを認めれない為、すべてを失う可能性がある
  • 損を切らずにナンピンをして更に損を重ねる可能性がある
  • 損切りしない状況でひたすらマイナスポジションを抱え、損失が一番膨らんだ時に恐怖心で切ってしまう事
  • 損を切らない為にストレス状態が長く、冷静な判断が出来なくなる事

色々な状況の悪化が起こってしまいます。

口座全体の数%の損切りができないことで、1回の取引でFXを退場する

そのような話は決して嘘ではありません。私もそれに近い事を何度かした事があります。損を受け入れられない為に、FXで生き残る可能性を自ら低くしてしまっているようなものです。

FXでの自分に必要な損切りライン

これは、やはり上記で述べたように取引手法で大きく異なります。まずは、自分に合う取引手法を見つけ出し、その上でそれに応じた損切りラインを設定してくことが理想です。

FXの3つの取引手法による損切りの考え方

FXには大きくわけて3つの取引手法があります。その取引手法により損切りの形は変化します。

スキャルピング

スキャルピングは基本的に短時間で取引を完結させる手法です。なので損切りに関しては、他のどの取引手法よりもシビアになります。

スキャルピングでも時間が秒なのか分なのかによって大きく損切りの形は変わる

概ね1pipsからどんなに大きい損切りでも10pips程度までで抑えないと、1度の勝ちで積み重ねるpips数も小さいので、相当シビアな損切りの設定が必要になります。

デイトレード

デイトレードは30分・1時間程度から1日以内で取引を完結させる手法です。なので時間軸が人それぞれなので、損切り幅には大きな差が出るでしょう。ただスキャルピングのような損切りを設定していては損切りを繰り返す結果になります。

デイトレードはスキャルピングよりもさらに大きい損切り幅をとる必要がある

概ね10pipsから相場の流れにもよるでしょうが50pips程度までで抑える形になるでしょう。ある意味では幅がある分スキャルピングより損切りの統一感はつけにくいかもしれません。相場の流れの状況によってはその都度微妙な調整も出て来ることもあります。

スイングトレード

スイングトレードはさらに時間軸が長く定義も難しいですが1日以上で長ければ数か月といった期間で取引を完結させます。この取引スタイルでの損切りはさらに大きな幅になります。

1日程度ならば50pips程度までで抑えなければなりませんし、数か月のポジションを維持するならば100~300pipsといった大きな損切りを設定しておかないと、小さい損切りを設定すれば全て損切になります。私にはこの取引手法は全く関心も無いのでハッキリこれと言えるものでもありませんが。

損切り貧乏は一番いけない形

どの取引手法にしても、負ければ気分や感情で損切りを繰り返し、取り返そうとポジションを持っては、また損切り…。

損切り貧乏

これは絶対ダメです。もはや負けたから切るという単純な思考で、マイナスポジションを見れば嫌なので全て損切りになり、何の統一感も負けの精査にもなりません。ただただ負けを繰り返すだけの形です。

損切りのラインの設定は、相場の流れにより状況は変化します。自分が統一感をもつために、相場の流れを見ないでいつも何pipsと決めつけるのもあさはかです。ある程度の損切りの統一感を持ちながら相場の流れにより多少の変化を持たせることも必要です

そういった損切りラインの設定が、何度も取引を繰り返していけば自分なりの損切りの形になってきます。そのこと自体を自分の損切りの考えとして統一できれば、負けは腹立たしい事ですが、段々と受け入れることもできます。

損切りを単純な負けにするのか次のFXの形に活かすのか

FXをはじめて損切りをする事は嫌なものです。私も今も嫌です。しかし、負けを負けと認められない事は途方もない結果を招くのも事実です。損切りをせず、ポジションを塩漬けしてしまって、大きな失敗を私もしました。

はじめのポジションの損失は小さいものです。しかしそれを、

ポジションを維持したまま絶対取り返す

というような思考になれば、更にポジションを積み重ねるナンピンを誘発し、損が損を生むスパイラルになります。そして初手の損切りが出来ない事で、全てが失われることがFXでは簡単におこります。

負けない為に損切りを行う

何か相反する言葉のようですが、それほどFXでは負ける事を認める損切りが、自分の最終的な勝ちにつながる防衛策であることは事実です。私ははじめに述べましたが、ここ4年間の勝率は65%程度です。という事は35%は負けています(2017年12月現在)。

この35%の負けがFXの全てと言ってもいいと思います。ここを全て2倍.3倍の損切りをしていれば、勝率が50%を上回ったとしてもFXでの勝ちはありません。

勝率≠FXでの勝ち

勝率がよくとも最終的に収益が上がらなければ机上の空論です。

  • 99%の勝率があっても残りの1%で全て負ければFXでは負け
  • 逆を言えば99%の敗北をしても1%の勝ちで全ての負けを超えればFXでは勝ち

負ける事は意味の無いものではありません。負ける意味を精査できれば、それが勝つ方法へつながる入り口です。そう言った意味でも損切りはFXにおいて相当重要性の高いものだと私は思い続けています。

FXの損切りの必要性のまとめ

損切りは感情が揺さぶられるものです。例え勝っている人でも気分のいいものではありません。自分が正しいと信じたものが間違いだと自分で否定するようなものです。人によっては1回のミスでその時の感情から損切りしないで資金の大半を失うこともあります。

相場の急変動時などいきなりのことで損切りが遅れ、致命傷になることもあります。常に逆指値を設定していても急変動時にはそれを通り超えて決済されることもあります。そこで感情のセーブが効かなければ、もはや損切りがどうこうというレベルでは無くなります。

言葉でこうやって損切りしろと言うのは簡単です。どこの本にもそう書いています。しかし、

損切りをただの損として捨てて次に活かすかどうかは本人次第

負けた~損切りしろって言ってたから損切りだ!えい!で損切りしても多分それはただの負けです。本当の意味の損切りではありません。

損切りから見えること
  • どういう相場の流れで自分が失敗したのか
  • どこであれば損切りせずにすんだのか
  • 徹底的に間違えたのならばどういう動きのパターンが自分の考えと違っていたのか
  • 損切りが感情から生まれていなかったか
  • 損切りの次の取引でためらいはないか
  • 今の相場が自分の感覚と合わないことを素直に認められるか

単なる負けで終わるのか、損をしたことを次の取引に活かすのか、または負けが続くのならばキッチリその日をあきらめる行動につなげるか等、色々負けても形は違います。感情的に投げ捨てる損切りにそれを活かす道はありません。

負けているからそんな気持ちになれないのはわかります。ただそういう状況下ならば相場を休み、自分の復調のタイミングを待つなり、負けた形を精査するなりすれば、

損切りから見えてくる勝ち方もある

損切りを無駄な敗北にするのか、それを精査して自分のバックボーにするのかの選択はあなた次第です。損切り自体は負けですが、そこから見える何かを見つけることが出来れば、FXの生き残りの道を長く歩いていけると私は思っています。

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