FX初心者が失敗から学び生き残るためには

自分のFXの負け話は嫌なものですが、FXをはじめた頃の自分の情けない姿は、今でもしっかり自分の投資の考えに組み込まれています。ここではFXと出会った頃にやってはいけない事を続けざまに行った自分のFX失敗談です。

FX初心者だった頃に最初にやった大失敗

2006年の冬に、自営で1人で仕事をしていた私は、少し時間の余裕があったので、昼休みに近くの本屋へブラブラ、その頃、仕事を法人にしようか、どうしようかと考えていた私は、会社の設立や経理の本を見る為に本屋に通う事がしばしばあった。

そこに『FX』と書かれた書籍を目にする。銀行で外貨預金で年率5%以上は当たり前だった頃で、銀行に行った時にそれなりに興味はあったが、ふと読むと

・レバレッジ?

・少額で為替差益が狙える?

・買いポジションを持つと毎日スワップがもらえる?

その日は完全に会社設立は頭から消え失せ、FXの1,500円くらいの本を購入。事務所で暇な事もあり1日で全て読破。『こんな方法があるのか~』と外貨預金との違いに雷が落ちたような衝撃。更に売りでも稼げる??頭の悪い私はこの理解に苦しみました。

ただ、数日してある程度理解して、その前から少し株にも興味を示していましたが、

株より少額で出来て、しかも、売りでも買いでも稼ぐことが出来る

迷いもなくFX口座を開設。その日に150万円を入金。すぐさま1万通貨でドル円をポジポジ…。-5,000円…。ん?取り返さなきゃと、いきなりドル円を10万通貨で買い…。その日のうちに-10万円…。え?何?1日で!!!

FXで考えなしでやってはいけない塩漬け開始でストレス全開の日々

わけがわからない。本業の稼ぎは日々5万円程度あり。焦らなくてもいいはずが、1日で10万円負けた事でいきなり思考停止。それを損切りする事もせず放置。ほっておけば戻ると安易な考えで自分を言い聞かせるも

・仕事しながらも気になる為替情報

・仕事から帰っても一向に減らないマイナス

その頃の自分には明確な損切りの設定の感覚すらなく、1週間で-25万円を突破…。わけがわからず、塩漬けの日々。肉体労働で睡眠時間は必要なのに、眠れない日々…。どうすればこのマイナスを返せるのか?

そこで行う悪魔の1手に移行するのに、全く迷いがない自分が、今となれば恐ろしいが、その時は、取りあえず、『マイナスを返さなければ』と考えるのみの、薄っぺらい投資経験0の自分の姿しかなく、ひたすら、オロオロ…。

悪魔のナンピン始動

そんなある日に、『あっ、この辺で更に10万通貨買えば、上で買った10万通貨の所まで行かなくても、早くマイナスが減らせられる』と頭をよぎり、迷わず『ナンピン始動』。その日には-25万円程度だったものが、次の日には一気に-40万円近くに。

更に数日塩漬けして、美味しく美味しく育ったマイナスポジションは-50万円…。もはや、返せる方法も、意味もわからず、頭は????状態。これ以上はダメだ~と、泣きの『損切り』…。期間はキッチリ覚えていないが、2週間程度もなかったような気がします。

2週間の肉体労働のお金がたった2手の買いの失敗であっという間に消え失せた時の、あの喪失感…。しばらくは、全く取引もせず、ただ茫然の日々を過ごすのみでした。

ポジポジ病の損大利少を繰り返す日々へ

もう、失敗はすまいと、残る100万円でドル円・豪ドル円・ユーロ円等色々、5万通貨で売買、少し利益が出ればすぐ切り、大きな損失になると怖さで切る。完全な損大利少状態…。更にポジションが無い状態は、取引しなくてはマイナスが返せないと繰り返される『ポジポジ病』…。

勝てるわけの無い3ヶ月間。損失は更に-50万円。俺の金はどこへ…。残る50万円では勝負出来ず。3ヶ月ちょっとで-100万円。睡眠障害と肉体労働で、体は限界。メンタルはボロボロ。これ以上は損失を出せないと思い、撤退を選択するしかない状況でした。

負けの繰り返しから誘発されるポジポジ病。これはFXをやり始め10年がたった今でも、時折やってしまう自分がいる。この頃の自分は、投資経験も無く、本来、賭け事もしないタイプだったので、こういった事のメンタルは未知数でした。負けは気合で取り戻す。

そんなわけのわからに気持ちが、あったような気もします。やはりメンタルの部分はFXにおいて相当なウエイトがあるように感じます。

FXで最初に負けた事はいいことだった

FXを最初に負けた事で、深く考える力が出来ました。まあ、考えも無しで飛び込む自分も情けないですが、初期の負けでFXで生き残るために、

・損切りの徹底したルールが必要

・ある程度のメンタルコントロールが必要

・資金管理能力が必要(目標の設定から逆算で自分の1日の目標利益と通貨数の設定等)

・取引スタンスの統一(人により考えはまちまちだが)

・負けの許容範囲の設定

等々、はじめた当初は安易に外貨預金の延長にレバレッジを効かせた取引が出来て売りでも参戦出来るくらいにFXを考えていた自分をもう一度、上記の点で色々考える事が大切だという事を痛感しました。

100万円負けた後、1年以上に渡り完全撤退を選びました。その間、この雪辱をいつかFXで取り返そうと、あるゆる書籍・ホームページ・無料の情報商材等で勉強する日々を送りました。この間もデモトレードでは、ひたすら売買しましたが、全く増えず…。

才能の無さとFXへの失望感に悩まされる日々でした。ただ、考える事をやめなかった事が、今となっては良かったのかもしれません。その結果、今の短期的な取引を作り上げる結果になったと思います。良くも悪くもですが…。

FXは90%が1年以内に退場して行くと言われる世界。正確な数字なのかはわかりませんが、私はそれくらい厳しい世界だと思います。今でも『FXってすごいよ』『簡単に儲かるよ』『いくら儲けたよ~』とかだけが、書かれている書籍やブログ・HPには、『嫌悪感』しかありません。

そして、初期の段階でそう言った情報に踊らされた自分の精査能力の無さにも腹立たしい気持ちで一杯です。

私は、人にFXをすすめた事はありません。ハッキリ言って自分がこれだけ、負けの連続からFXをはじめ、今でも日々専業で土壇場の所で踏ん張っている状況です。こんなメンタルのキツイ投資を人にすすめる気持ちになれません。

私はそれなりに大きな負けからFXをはじめました。これは今となっては良かったと思います。この当時、勝つ事もこだわりましたが、負けない方法も必死に模索していました。考えれば結果がついてくるという甘い事ではありませんが、何も考えずビギナーズラックではじめ、何も考えずにFXを進めていれば、後でこの時よりも大きな負けがあった可能性は大きかったと思います。

FXは勝ちより負けから学ぶことの方が多いと常に考えたい

自分の恥はあまりさらしたくないですが、自分の為にも負けを教訓に先に進みたいものだと常々思っています。

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