FXで要人発言時の動きは甘くみると大失敗に

2018年1月19日

要人発言時のFXは要注意です。頭では理解していても、初手の1手を間違える事で引き起こされる大失敗。とめどないメンタルの悪化を生んだ私のドラギ総裁の記者会見でユーロ円取引での失敗談です。

ドラギ総裁の記者会見でユーロ円取引のFX失敗談

それは、忘れもしない、2013年5月2日。専業になる前の2013年の1月より10万円の元本でユーロ円を1万通貨から開始し、4月末の段階で元本は70万円に到達。(他に勝った50万程度は出金している状態でしたが)

すでにユーロ円の利用通貨数は8万通貨にしていて、その日は欧州中銀政策金利の発表とドラギ総裁の記者会見。ユーロ円の動きは以下のようなチャートでした。

ユーロ円(2013年5月2日)

朝からすでに取引の調子も悪く、21:00時点で-5万円程度に達していましたが、急速な上昇に助けられ、一時はプラスにして、『さあ今から稼ごうか~』と思った矢先のドラギ総裁の記者会見。

目先の大きい上昇チャートの残像が現実を無視

すでにドラギ総裁会見前にユーロ円は大きく上昇していたので売りも頭にあり、ドラギ総裁会見も注意していたので、急速に下がりかけた時は完全にパスし、相場を見守りました。天井より1.3円下がった128.75近辺から、さすがに少しは戻るんじゃないかと、買い参戦。

少しも上がる気配もなく、下がる一方で、損切り…。更に下で見計らい『買い』…。止まらず下落…。どうしてもマイナスを増やしたくない気持ちが、大きく働き、最大で使えるだけの残り7万通貨で『ナンピン』…マイナスは一気に10万円オーバー。

天井から1.7円近くまで落ち込んできても止まらない下落…。そしてそのスピード。最終的に2.2円近く一気に下落し、その時初めて、『売り』を選択するも、完全に終了…。マイナスは15万円オーバー…。頭は真っ白。

2013年の1日ベースでのマイナスの最大は5月までで、1日-8万円が最大…。『返せるわけもない』状況になってしまいました。気持ちは焦るばかり。

すでに使える通貨数はその日の最大から4万通貨程減っていて、最大でも12万通貨位に落ち込んだ所が、上記チャートの底付近(127.50円付近)。ここでやめていれば、この先にくる1ヶ月以上の不調の連続は、なかったかもしれませんが、この晩は更にメンタルが崩壊していった。

負けが取り返せないと分かっていて行うFXの暴挙

もうすでに天井から2.3円程度も下落しているので、通常ならこの後、来るであろう横へ横への動きのチャートになる事の予想はつくはずだった。しかし、この晩はすでに-15万円になり完全にメンタルは崩壊していた。

そして、そこで取引をやめて、そこまでの負けは『FXをしていたら何回か経験する事』と気持ちを切り替えれば終わっていたかもしれない。完全崩壊したメンタルで、その暴挙はいきなり始まった。

すでに、トレンドは終わり、相場はもみ合う事が必至と思われる箇所で、売買する事も自分の中ではNGなのに、売買開始…。しかも、普段なら確実に利益確保する数万円プラスにしてるポジションも多々あったのにもかかわらず、プラスにしたものはほったらかして、マイナスに戻ってから損切り。

マイナスは膨らまして最大級の所で損切り。しかも、真剣に取引しての逆なら仕方が無いが、すべてわざとマイナスにして損切りする暴挙…。しかも、ずっとマイナスにしながらも、

FXの取引にイライラも怒りもなく、笑っている状況

どういう心境だったのか、いまだに自分でもよくわからない…。『どうでもいい』状態なのだが、それにしても、一切のプラスを取らないあの状況…。マイナスになった時に拍手して喜んでいる自分…。

口座のお金を全部ぶっ飛ばしてやろうと、誰に敵意をむき出していたのか?。ただ、ロボットのように注文をして、マイナスにして喜ぶ繰り返し…。今思い出してもぞっとします。

結局、5万~12万通貨でひたすら負ける事、40連敗以上…。更に-15万円…。計-30万円。70万円有った口座は概ね半分になって、朝日を迎えてしまう。恐ろしい無駄負け…。二度と味わいたくない、この恐ろしい暴挙状態…。

平均10万通貨程度で概ね3円分の負けになっているので、上記のチャートでも、参戦位置からそんなに動いていないので、如何に自分がおかしな事をしているのかよくわかります。

FXで行う暴挙の後にくる、完全な負け犬メンタル状況の嵐

一度そういう暴挙を行った後の人間は、そうそうメンタルが戻るものでは無く、その次の1週間でさらに15万円負ける状況が続き、口座はみるみる25万円に…。更に負け、口座残金は20万円を切る有様…。

この頃には1万通貨で打つのも恐怖を感じ、チャートを見ても、全くわけがわからない、少しずつ回復が見られたのは3週間目という、完全な負のスパイラル。

たった1度の取引ミスで全てを失う可能性がFXにはある

その事に改めて気づかされた、2013年5月。今思うと、1度マイナス5万円を0円まで戻していたので、マイナスへの無意味な恐怖心が、最初の取引ですでに出ていたのかもしれません。

その後の変貌ぶりは、その前に見た、チャートの急伸のイメージもあり、自分の中では天井から1.3円近くも下落してからの『少しくらいは戻るだろう』と行った逆張りの非を認めたくない一心で、買い一辺倒にしてしまったのかもしれません。

要人発言時、有事、天災、為替介入、等で急速に動き大きなトレンドが出ている時の意地になっての逆張りは、身を滅ぼしかねない。自分の取引手法がこういった時に、如何にもろいかを思い知らされました。

そういう、突発的にくるトレンドでの逆張りは、何度取引しても、相当注意を払っていない限り、どこからでも流れが生まれる分、全てマイナスになり、更に、柔軟にトレンド方向に合わせてみようと思ったときは、時すでに遅し…。

あまり大きすぎる動きの時には、参戦自体を控える事も考慮しないと痛い目に合います。

なげやりな気持ちになる事の多いFXは日々危険と隣り合わせ

人間のメンタルはいかにもろいか…。自分では冷静をいかに装っても、その仮面が剥がれ落ちるのには、1回のミスで十分可能です。そして、コツコツ数か月かかって貯めたお金も、メンタル如何によっては、たった1日、若しくはワンポジションで半分近くを減らすこともあるのがFX。ただ、

FXでの色んな負けは自分の経験値とし置き換えられれば、次へ繋がる

ですので決してなげやりにならず、イライラや焦り・戸惑いを感じるのであれば、最小限の損失で抑えて、その日は取引しないようなルールを自分で作っておかないと、こういう負け方をしてしまう事に繋がってしまいます。

負けのパターンのメンタル状況と相場の精査が明日のFXを作る

あ~クソ、また負けた…。今でも私も多々あります。そして今後も。しかし、それを糧に自分のルールを作っていかない事には、ホントにただの負けです。何も活かさずただ負けをぼやけば何も得るものもない。ほんの小さなことでもいい。

FXの負けの内容の精査
  • どの通貨ペアで取引したか
  • どれ位の通貨数で取引したか
  • どんな時間帯だったか
  • 要人発言や指標発表時で無理な取引をしていなかったか
  • 一方的な動きの場合を想定して取引したか
  • どこかで負けを受け入れ傷を少なくする努力をしたか
  • その時のメンタル状況

その負けの時の内容のどれか一つでも、その時の負けを自分に吸収すれば、いつの日かその負けが、冷静に見えて来る日があると思います。次は例え同じパターンで負けても、ここまでひどくならないで辞める決断もつきます。

こういった一方的な流れの相場が苦手だと感じるならば、『相場を休む』選択肢も生まれます。私は自分で相場を『風林火山』の思考で考えだしたのは、この頃だったのかもしれません。負けを無駄にせず、長くFXを過ごせるよう日々努力したいものです。




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